日本パッケージングコンテスト2019 ①

  • 日本の包装分野の最高峰と優秀作品

日本パッケージコンテストは、優れたパッケージとその技術を開発普及することを目的とし公益財団法人日本包装技術協会の主催で毎年開催されている。


■ 経済産業大臣賞 『“お手軽輸送、楽々梱包できる”ドローン運搬箱』 (株)デンソーロジテム

道路や橋梁等社会インフラの点検を安全・安心・効率的に行う為、デンソーは産業用ドローンを開発。その活動範囲は都市、山間、河川、海岸と広い。過酷な環境下で耐え得ることは当然のこと、SDGsを考慮して、環境と人に優しく働き方改革に繋がる包装設計を目指した。特徴は、①副資材不要で廃棄物ゼロ、②製品・機能を1つに集約し持ち運び点数を削減、③宅配利用可能で作業者は楽々移動。

経済産業省産業技術環境局長賞 『「グリナ®」「アミノエール®」スティック6本入り』 味の素(株)

顆粒状食品が入ったスティック状の包装をまとめるピロー袋で、環境負荷低減を実現した。封緘等の機能を維持するために、通常のフィルム包装は、複数素材を組み合わせるが、超音波シールの導入で、単一素材(モノマテリアル)化を可能とし、材質構成の薄肉化によりフィルム重量を約3割減、CO2排出量36%減できた。また、印刷には水性フレキソ印刷を導入することで溶剤使用量を大幅削減した。

経済産業省製造産業局長賞 『40年来の課題 大型重量物木枠包装からALL段ボール包装実現』

ダイキン工業(株)津和産業(株)中津川包装工業(株)

空調機補修部品の輸出形態は40年間木枠包装で、約800kg/パレットあった。今回、森林問題を考慮し、パレット2段積みで安全率5倍以上、かつ専用作業スペース不要で誰でも組み立て可能、となるALL段ボール包装を強化段ボール“ナビエースプラス”を使い実現し、年間2,000セットでCO2 180トン、物流費20%、梱包時間を1/3に削減した。

日本商工会議所会頭賞 『ロードバイク等自転車の持ち運び用ボックス SBCON』

(同)S-WORKS 日本航空(株)(一社)せとうち観光推進機構大昌(株)

自転車を鉄道等で輸送して旅する「輪行」は、サイクリストの間で以前から行われている。しかし空輸での輪行は、自転車を袋などに収納して預けていたため、破損等のリスクもあった。このため、①プラスチック段ボールによる軽量・強固な、②空港で収納、靴やヘルメットも収納できる、③航空機の貨物室を配慮したボックスを開発した。

日本貿易振興機構(ジェトロ)理事長賞 『純米吟醸 京都の酒』 (株)京都酒販 大和製罐(株)

主に京都のお土産需要をターゲットとした小容量アルミボトル缶入りの純米吟醸酒(コップ付)である。細身の容器全面に京都の四季・風景・名所を表した京友禅風イラストを印刷し、京都らしさと華やかな高級感を演出した。非常に軽く、持ち運びしやすく、輸送時のCO2排出量も削減可能。リサイクル性に優れ割れる心配も少ない。光・酸素を通さないため風味の劣化や黄変も防ぐことができる。

公益財団法人日本生産性本部会長賞 『エアー緩衝材を用いた複合機包装』 コニカミノルタ(株)

複合機の緩衝材に多用される発泡スチロールは生産/廃棄/運送/在庫時に膨大なスペースが必要である。また、使用量も多くCO2発生量が増大する。そこで、衝撃を熱に変換する独自の空気充填式エアー緩衝材を開発し、新機種の上面と側面に適応した。軽量、薄型ながら80kg以上の複合機を緩衝可能とし、脱気により緩衝材体積を51%、緩衝材重量(CO2発生量)を21%削減した。(前任機比)

公益財団法人日本包装技術協会 http://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2019/index.html 参照

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